誰かの挑戦を後押ししたい──学生団体Emotion、想いをつなぐライブの舞台裏

2025.11.25 インタビュー

概要

—— さっそくですが、全国の学生に向けて、今一番伝えたいメッセージは何でしょうか?

そうですね、僕が一番伝えたいのは、「自分の“好き”を信じて挑戦してみてほしい」ということです。好きなことを行動に移すことって、すごく大事だと思うんです。挑戦することで、自分自身の成長にも繋がるし、将来の糧になると思っています。

—— 素敵なメッセージですね。その想いは、現在活動されている学生団体Emotionにも通じているのでしょうか?

まさにそうです。僕たちEmotionは、「想いをつなぐ」をコンセプトに、主にライブの企画運営を行っています。出演していただくのは、路上ライブなどで活動しているシンガーソングライターの方々が中心です。まだ知られていないけれど、自分の想いや音楽にかける情熱っていうのを言葉だったり、その歌の中に込めて歌っているっていうところは、誰かの挑戦の後押しにもなるなと思いますし、何より元気をもらえるので、そういった方々を応援したい、そう考えて活動しています。

—— 活動はどれくらい続けてこられたのでしょう?

もう2年半になります。最初は僕を含めた4年生のメンバーが立ち上げたんですが、今では1・2年生が多くなってきて、後輩たちが主体になってきている部分もあります。嬉しいことに、Emotionの活動を知って自ら参加したいと言ってくれる学生も増えてきていて、組織としても広がりを感じています。

—— 素晴らしいですね。後輩たちへの継承という点では、どんなことを意識されていますか?

僕自身はやっぱこの活動はすごく楽しいし、何か趣味の範囲で続けていけるは続けていきたいなと思いつつも、僕が卒業しても学生団体Emotionが続いていくように、後輩たちにしっかりと運営を引き継いでいくことが今の僕の役割だと感じています。ライブの運営も任せられるような体制を作って、僕がいなくても自走できるような循環型の組織にしていきたいです。

—— 今後の目標について教えていただけますか?

アーティストさんの出演数を100人に増やすことが目標です。これまでに約60人の方々に出演していただいているのですが、やはりアーティストさんとの繋がりがあるからこそ、僕たちも活動の幅を広げていけるなということをこれまでの活動を通して感じたので、もっと多くのアーティストと繋がり続けていきたいです。また、集客の課題もあるので、学生にも届きやすいような価格設定や特典の導入など、改善に取り組みたいと思っています。

—— 音楽活動に込める想いについて、特に印象に残っているアーティストはいますか?

2周年記念で開催したライブで出演いただいた男性アーティスト3名が印象的でした。彼らは、こういうことを伝えていきたいんだとか、こういうことを絶対に成し遂げたいんだみたいなところの強い意志を、音楽だけでなく、MCでもしっかり想いを語っていて、それが観客にも強く響いていました。曲だけじゃなく、言葉でも人に力を与える。その姿に僕たちのコンセプトが体現されていると感じました。

—— 降旗さんご自身は、演者として活動されていた経験はありますか?

高校まで吹奏楽をやっていたので、音楽の楽しさや演者の気持ちはすごく理解できます。今は演者としては活動していないですが、音楽に対して伝えたいという想いはずっとありますね。

—— 進路や将来のビジョンはありますか?

僕の学部はアントレプレナーシップ学部というところで、学生主体で色々取り組める環境でした。それが楽しい一方で、エンタメや音楽の仕事にもすごく惹かれます。やりたいこととできることの間で揺れている状況ですね。

—— そんな中で、判断の軸は何ですか?

やっぱり「自分がどうなりたいか」ということです。成長を止めたくない。環境に満足して留まるよりも、新しい挑戦をしていきたいという気持ちがあります。将来的には、個人で何かを生み出して社会にインパクトを与えられる人になりたいですね。
昔は、周りを優先して、何か自分のチャンスだとか、やりたいことだとかを結構遠慮してきた身だったんですけど、アントレプレナーシップ学部で学んだ、起業家精神と言いますか、「失敗を恐れずに自分の思考と行動に自信を持って何か踏み出そう」というプラスなマインドを持つことができいたので、今はそれに従っていきたいです。

—— 挫折や悩みを乗り越えるために大切にしていることは?

「完璧を求めすぎないこと」と「自分を愛してあげること」です。コロナ禍で部活ができなくなった高校時代、本当に辛かったけど、できることから始めようと思えた。完璧じゃなくても、自分にできることがある。それでいいじゃん、って自分を認められるようになりました。

—— 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

どんな仕事にもやりがいはあると思います。そのやりがいを大切に、自分の仕事や生き方に誇りを持ってほしいです。僕も、Emotionや自分の活動を通じて、そう思える自分でいたい。そして、自分の好きなことを信じて一歩踏み出す、その力を大事にしてほしいと思います。