—— 団体立ち上げからもうすぐ1年になるそうですね。始めたきっかけを教えてください。
大学2年の春、マルタに短期留学したことがすべての始まりでした。アントレプレナーシップ教育を現地で受けて、「こんな面白い世界があるんだ」と感動したんです。その留学では、ミスコン優勝者や学生起業家と一緒に寮生活を送り、影響を受けました。
学習院大学では起業教育に関する講義がまったくなかったので、「自分がやれば需要があるのでは?」と思い、帰国後すぐに立ち上げました。

—— GUideの活動内容について、詳しく教えていただけますか?
主な活動内容はオフラインのイベント企画です。最近では80人の学生を集めて、蒲田でビジネスコンテストを初開催しました。学生のビジネスピッチに加えて、企業交流会もセットにして、新卒採用を狙う企業と学生をマッチングしています。
スポンサー企業として、ワタミ株式会社を中心とした上場企業4社を含む6社が協力してくれました。
—— 素晴らしいですね。なぜ“GUide”という名前にしたんですか?
「ガイド=支援」という意味と、「GU」は“Gakushuin University”の頭文字です。つまり、学習院の学生がガイドとして社会に貢献する、という想いを込めました。
—— ビジョンの核となるのは何ですか?
学生が“社会って暗いもの”という先入観を持っているのが悔しいんです。月曜日の満員電車、やりたくない仕事……そんな暗いイメージ、それを壊したい。社長たちの輝いている姿を見せて、「こういう生き方もあるんだよ」と伝えたいですね。起業を勧めたいわけではなく、選択肢を増やしたいんです。

—— イベント集客や運営はお一人で?
はい、企画から法人営業、クロージング、当日の運営まで全て自分でやっています。当日は何人かの学生にも手伝ってもらったのですが、ビジネスコンテストの開催も初回だったこともあり、想定以上に大変でした。でも、終わったときの達成感は本当に大きかったです。
—— これからの戦略と目標は?
イベントは3ヶ月に1回ペースで開催し、毎回50万円の収益を目標にしています。場所代などを差し引いても利益が残るように設計しています。学生は無料で参加できるようにしているので、スポンサー収入がカギですね。今後はYouTubeに力を入れて、影響力をさらに拡大していきたいです。
—— 活動の中で印象的だった失敗はありますか?
学⽣の当⽇キャンセルがとにかく多かったです。130人申し込みがあっても、50人以上が来ない。当日キャンセル率50%というのは本当に厳しかった。エントリー制限や賞金を設けて、来場のインセンティブを高める戦略を取っていましたが、まだまだ改善点はあるように思います。
とはいえ当日キャンセルが多いというのは非常に残念です。
—— 卒業後もこの活動は続けていく予定ですか?
はい、続けます。学生が代表である必要はないので、形は変えていくかもしれませんが、GUideの精神は残していきたいと思っています。
私自身はまず就職して、スキルを磨き、YouTube活動に活かしていきたいと考えています。
—— 最後に、読者へのメッセージをお願いします。
学生って基本スキルを持ってなかったり、持っていても低かったりすると思うのですが、「時間がある」ことが最大の武器だと思っています。その時間をどう使うか、何を経験するかがすごく大事。自分も大学1年から銀座でバーテンダーをして、いろんな社長さんと接してきました。その経験が、自分の今の価値観や行動力に繋がっています。若いうちにどれだけ動けるか、それだけが何にも変えられない武器だと思います。社会に出る前に、振り返る暇もないほど圧倒的な“行動”をしてほしい。それが、未来を変える力になると信じています。