「社長になる!」小学生2年生の時の夢を現実に! 門田俊介社長の挑戦と原点

2025.11.25 インタビュー

小学2年生のときに「大きな会社の社長になる」と決めて以来、ブレることなく突き進んできた門田俊介社長。家具職人から配達員、そしてSEOのプロフェッショナルへ。14年で10回の転職、数々の失敗と学びを経て、彼は株式会社ウェブサークルを立ち上げた。何度挫折しても、起業家として歩み続けられた理由とは。そして「人がつながる世界をウェブで実現する」という理念のもとに仕掛ける新たな挑戦について、赤裸々に語ってもらいました。

小学2年生で決意「大きな会社の社長になる」

──まず、起業を決意されたきっかけを教えてください。

14年間で10回転職してきました。これは、小学校2年生のときに「大きな会社の社長になる」と決めていたからです。最初は消防士や大工になりたかったんですが「親に家を建ててあげたい」と考えたときに、大工より社長の方が実現できるんじゃないかと思ったんです。ブレないためにも、小学校から帰ってすぐ母に「将来大きな会社の社長なるから」と宣言しました。経営者になるうえで、学校の勉強は一切意味がないと思っていたので、中卒で働くつもりでしたが、親に「せめて高校は出てくれ」と頼まれて進学しました。しかし、授業中ほとんど寝ていて成績も最下位。経営者になる目標を実現するためにしていたこととしては、読書でしたね。図書館に籠もって『7つの習慣』など自己啓発本や経営書を読み漁りました。

──卒業後はどのようなキャリアを歩まれたんでしょうか。

職人や警備員、営業、DTPオペレーター、郵便配達員など、さまざまな職を経験しました。その中でも特に大きな転機は、郵便局勤務時に見たアフィリエイト広告でした。「自分でもサイトを作ってみよう」と思い立ち、独学でガラケー用サイトを作成したところ、半年で月間15万人が訪れる300万PVのモンスターサイトが完成したんです。それによって月収60万円を稼ぎ出しました。その後、地元のウェブ制作会社で経験を積み、よりビジネスとして本格的に取り組むために上京を決意しました。SEO会社のライトアップに入社した後、ヘッドハンティングで入った上場企業のインタースペースでは、最終的にテクニカルディレクターを務めましたね。

──独立後すぐは、どういった内容の仕事を受注されていましたか。

32歳で独立したとき最初にした仕事は、時給1400円の訪問コンサルでした。以前、月収60万円のサイトを簡単に作れた経験があったので「またすぐ作れる」と思っていましたが、それは大きな誤算で、全く再現できなかったんです。その失敗から「再現性のない成功は、失敗だ」と痛感しました。以降は「なぜ成功したのか」「何がうまくいったのか」をロジカルに分析し、再現できるプロセスを構築することを徹底しています。

ピンチは重なってやってくる。コロナ直撃。そして右腕であったナンバー2の1億円の横領。

──現在、株式会社ウェブサークルは12期目です。創業から現在までで、直面した最大の困難についてお聞かせいただけますか。

コロナ禍は本当に厳しかったです。集客予算が大幅に削られ、売上が激減。紹介中心の営業スタイルだったので、新しい出会いもなく、社員は40人から6人まで減らしました。さらに、そのタイミングで、当時のナンバー2だった取締役による不正が発覚しました……。確定している金額だけで数千万円規模です。創業時から積み上げてきた信頼を大きく揺るがす事件でした。そういった中でも会社を辞めなかったのは、社員やクライアントへの責任、そして何より「ウェブサークルを通して社長になる」という子どもの頃の約束があったからです。

──困難を乗り越えた今、提供している主力サービスについて教えてください。

「リンクビルディング」というSEO施策を提供しています。これは、独自に分析した「Googleから評価されるリンクの5つの条件」に基づいて、ドメイン評価を劇的に高めるものです。インタースペース時代に、100社すべてがGoogleからペナルティを受けた経験がありました。その経験をもとにリンクを精査し、良質なリンクの定義を導き出しました。実際に、ドメイン評価0の企業を半年で72まで上げた実績もあります。

──最近、新たに人材採用支援サービスも始められたと伺いました。

SEOの技術を応用して、求人情報をIndeedの検索結果で上位表示させるサービスです。通常は広告出稿しないと難しいのですが、私たちは自然検索で上位表示を実現し、月に3〜5件の応募を獲得。半年で15〜20人と面談できることを考えると、1人から2人の採用に繋がる計算になります。半年間採用し放題でなおかつ1人採用保証!万が一、半年間で1人も採用できなかった場合、無料でこのサービスを継続しています。他社は、広告費をもらった上で上位表示させていますが、弊社は技術で上位表示を実現している。これは間違いなく強みです。最近の実績で月間28件の応募が取れました。そして、1ヶ月で2名採用もできるようになりました。

──現在展開しているサービスで、世の中に伝えたいことはなんでしょうか。

ウェブって本当に便利なんですけど、意外とみんなその便利さをうまく使えていないと思うんです。たとえばAIも、ちゃんと使えばすごく役に立つのに「なんか難しそう」で止まってしまう人が多い。でも、私はそういうツールを使いこなすのが得意なので、自分の得意分野で誰かの役に立てたり、助けになれるようなサービスを作りたいって、ずっと思ってきました。弊社のミッションは「人々がつながる世界をつくる」なんですけど、それは社名の「ウェブサークル」にも込めています。「サークル」には、丸い円という意味があります。スタートした点からぐるっと回って、また自分に戻ってくる。つまり、何かを人にしてあげたことが、巡り巡って自分に返ってくるような、循環や縁の象徴なんです。この「円」を、僕の得意なウェブという領域で作っていきたいという想いがあります。実際、SEOを突き詰めると「人と情報をつなぐこと」であり、その結果として「人と人」「企業と人」が出会えるきっかけになる。そういったつながりを作るということを、僕はずっと仕事としてやっていきたいと思っています。

遺言状に記す言葉は「人生は決めです」

――最後に、もし遺言状を書くとしたらどういった言葉を残すか、教えてください。

「人生は“決め!”」ですね。できる・できないじゃなくて、やるか・やらないか。僕は子どもの頃から「大きな会社の社長になる」と決めて、それを曲げずにやってきました。もちろん、投資の才能は孫正義さんに勝てないかもしれない。でも、別のアプローチで同じ場所にたどり着くことはできると思っています。だから、まずは自分が何をしたいかを決めること。それがすべての始まりなんです。僕の座右の銘に「やりたいことを、やりたい時に、やりたいようにやる」があります。小学2年生のときに決めた「大きな会社の社長になる!」に向かって約32年間行動してきました。そして今、「クライアントを必ず成功させる!」この決めを実現するために、これからも走り続けます。